2020年04月20日 Windows10のシステムフォントを「BIZ UD ゴシック」にしてMacぽくするお話

はい、今回はWindows10移行に伴ってちょっと気になった、このブログでも度々話題にしているフォントレンダリングのお話です。

度々話題に……という事では、少し前に書いたfirefoxのお話の時とかですね。
あの時はVivaldiに移行しようとしたけども、結局フォントレンダリングが気に入らない(変更、設定が出来ない)などの理由でやめた、というオチでした。
私にとってはそのくらい、フォントレンダリングは大事なのです。そもそもMacに移行した理由の一つですらありますからね。

で、今まではWindowsは32bitのOSを使っており、その理由の一つが「愛用しているフォントレンダリング変更ソフトのgdi++(helium版)が64bitに対応していない」というものでした。
(もちろん理由の一つというだけであり、他にもそもそも使用状況上64bitにする意味がないとかもありました)
ただ、流石に今の時代32bitは……という事で会社のPCもWindows10移行のついでにメモリ増設しましたし、私用のMac miniの方も今までは仮想化ソフト上で使ってたから32bitで足りてたところ、Boot Campにすると搭載している10GBのメモリをフルに使えるという事で、せっかくなのでこちらも64bit版に移行しました。

本来であればWindowsがMacやUbuntu並のフォントレンダリングを実現してくれれば済む話なのですが、元から2バイト文字圏を軽視している風潮のあったMicrosoftはこの点に関しては、もうもはや期待するだけ無駄という状態……
実は移行時に脱Windowsも考えたんですが、私用はともかく仕事で使う以上Windowsから完全には離れられないですし、新しくubuntuとかを覚えるのは気合と時間がいるし、結局フォントレンダリングの事は諦めてclear typeに慣れるしかないか……というのがつい先日までの私でした。

ただ、やっぱりWindowsのフォントレンダリングは……うーん(汗
うまくぼやかしつつクッキリもしている他OSのフォントレンダリングに比べて、なんと目のチカチカする事か。
やはりMacやgdi++に慣れた私には我慢できず、取り敢えず目にする割合が高くかつ簡単に変更できるfirefoxのフォントぐらいは何とかならないか、と色々試してた所発見したのが「BIZ UDゴシックというフォントにするだけで(完全ではないけど)Macぽい表示に近くなる」というものでした。



さて、このBIZ UDゴシックというフォント。
Windows10から標準搭載されたモリサワのフォントらしいのですが、フォントレンダリングがclear typeのままでもMacぽいものになります。
最初firefoxの画面上で試してたので、「これfirefox側の機能で上手いこと調整してくれてるだけじゃないの?」と色々いじってみたものの……どうやらそうじゃなさそう!
という事で、それならばとWindowsのシステムフォントを変えられるフリーソフトを使ってシステム側のフォントもこのフォントに変えてみました。

使ったのは「Meiryo UIも大っきらい!!」というソフト。
システムフォントは標準では変えられないもののフリーソフトがいくつかあって、他には「Windows10 フォントが汚いので一発変更!」というソフトもあったのですが、こちらはプリセットがあって決まったフォントにしか変えられないみたいですので、自由にフォントを選べる「Meiryo UIも大っきらい!!」の方を使わさせていただきました。


・エクスプローラーの表示例

ex2_前.png
↑変更前

ex2_後.png
↑変更後

ex_前.jpg
↑変更前

ex_後.jpg
↑変更後



・Firefoxの画面例

Fx_後.png
↑変更前

Fx_前.png
↑変更後



・リソースモニターの表示例

RM_前.jpg
↑変更前

RM_後.jpg
↑変更後



・FirefoxでのWeb表示(こちらはFirefox側のフォント設定だけで変えられます)

名称未設定-1.png
(※↑の画像群がなぜかJPEGで保存してて画質が荒く分かりにくいので急遽足したものです、これが一番キレイに見えるかと)



・Macとの比較(フォントが違うので分かりにくいですが……)
無題.png



……はい。どうでしょうか?
完全ではないものの、このフォントに変えるだけで「それ(Mac)っぽい感じ」にはなったと思います。
ただ、このソフトを使っても本当に全部が変わるわけではなく、例えば「設定(旧コントロールパネル)」のフォントなどは一切変わりません(変わらなさ過ぎてビフォーアフターの画像を貼る意味が無かったぐらい)
でも目につくところの大体がそれっぽくなるだけで、大分印象は変わりますね。

……で、この変えるだけ、というのが私が大きいと感じるところで……実はフォントレンダリングをMacっぽくするだけなら、もっとやりようがあります。しかしフリーソフトを入れたり別のdllを設定したりならず、なかなかややこしいです。
それとこれは私の個人的な意見なのでどうでもいいのですが、gdi++より後のソフトはどうにも入れたくないのですよね……まぁ、色々経緯とかありまして。
あとやはり今の世の中、昔とは違いフリーソフトは信用できるものだけを入れる、というそれだけ気を付けないといけなくなった訳で、なるべく手を加えなくて(ソフトを入れなくて)済むならそれに越した事はありません。
そんな訳で、「フォントを変えるだけで」それっぽくできる、というのはなかなか凄い、面白い事だと思います。

いや、それにしても変えるだけでこうなるという事は、言ってみればどうしようもないと思ってたWindowsのフォント表示もフォント側で対処できる可能性がある、という事ですよね。となれば、もっともっとこのようなフォントが増えることを期待したいです。
……最も、フォントレンダリングは人によって好みの違いが大きく、今回のBIZ UDゴシックの様な見た目を嫌う方もいらっしゃるだろうし、なかなか難しいところではあると思います。
それでもせめて一通りのデザイン、好みによって選べる程度の量のフォントが、このようなレンダリングになって欲しいです。



……まぁ、気になる点を挙げればキリがなく、問題点としては
・行間の設定とかが元のフォントと違うのでその関係でメニューなどの行間がえらく狭くなった
・↑の絡みでフォントに合わせて設定されるOKボタンやキャンセルボタンの縦方向が狭くなって若干押しにくくなった
・ソフトによってはフチのぼやかした部分に赤や青の原色が見えて目がチカチカする
・横線(縦線ではない)部分がぼやけ過ぎて溶けてしまい、見にくくなる(これは恐らくフォント自体の問題?)
・状況によっては、アルファベットの上下がガタガタに(上下方向の位置がバラバラに)なる(firefoxとかだとならないので、ソフトによる?)
・そもそもあくまでそれっぽくであって、さすがにMacやubuntuと比べるのは……
・調節が難しい(clear typeチューナーというのがあるんですが、実際に見ながら設定できるのは良いものの濃い薄い以外は違いが分かりにくく、逆に何をどう変更してどうなったのかが分かりにくい)
とか、色々あります。

例えば「赤や青の原色で目がチカチカする」というのは、cleartypeがRGBでレンダリングしている(というかこれしかない)のであって、「cleartypeを切ればグレースケールレンダリングになる」と聞いて一度切った状態で設定したものの、「メニューなどで選択できるできないを示すグレーアウトが全ての項目に適用されたようになってしまい、どれが選択できる項目か全くわからなくなる」といった状態になり……これじゃ使い物にならん、とcleartypeは結局オンにしました。

また設定に関しても、clear typeチューナーがあるにはあるんですが、私としては「設定内容をバーとかスケールみたいなものにして数値として変更できるようにし、できればその説明もしてほしく、かつ変更したらリアルタイムで変化が分かる」といった感じの設定画面にして欲しいのですが……とはいえあるものでなんとかしたいのでレジストリを直接弄ってみました。
……が、どれがどう変わるのか分からない上にリアルタイムで変わるわけではない?(これに関してはもう変化が分かりにくくて……)ので、結局やめました。
その代わり、マンパワー(?)で何度も変更した結果、最終的にこれがいいな?と思った設定を晒しておきます。

・ClearTypeLevel……100
・EnhancedContrastLevel……400
・GammaLevel……2200
・GrayscaleEnhancedContrastLevel……400
・PixelStructure……2
・TextContrastLevel……1
※全て10進法の値

ただ、あくまで現時点でいいなと思ったというだけですので、もっとちゃんと違いがわかる、追い込めるような設定方法があれば追い込みたいんですけどね……
ただこういった気になる部分もあるので、やはりどんなフォントでも満足いく(出来るなら、ユーザー側で選べる)Windows側でもうちょっとマシな、MacやUbuntu並のフォントレンダリングを実現してくれるのが一番なんですけどね!!
それでも今回こういう手を使うことで、私は結構満足できる状態になりましたので、しばらくこれでフォントレンダリングに関しては良しとしてます。



……それにしても、今回の日記は正直人によっては「そんな事気にする必要ある?」と思ってしまう内容かもしれないと思います。
が!声を大にして言いたい!フォント表示は本当に気持ちというか、作業のモチベーションがグンと変わります。少なくとも私は。
外回りに行って嫌なことがあって、もやもやした気持ちでパソコンの前に座っても、このフォントを見れば吹っ飛ぶぐらい!!(※何を言ってんだこいつと思われるかもしれませんが、ガチです)
64bit版のWindowsに替えてフォント表示に関しては諦める方向でいたのですが、このようなまさかの良い結果になって良かったです。
皆様も、この記事の画像見て良いと思ったら使ってみてはいかがでしょうか、このBIZ UDゴシックというフォント!

……ちなみにですが今まで使ってたgdi++、64bit版にしたら完全に使えなくなるという訳でもなく、起動させておけば32bit版アプリ(ソフト)に対してはフツーに適用されます。
私の場合まだ32bit版アプリが多いですし使う分には何も支障ないので、とりあえずgdi++は引退とはいかず、32bit版アプリ用でまだ現役続行で活躍してもらってます。
posted by けんこう at 16:41 | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする